ブラウザ - Google Chrome

ChromeはWindows, Mac, LinuxのPCプラットフォーム上で使用できるWebブラウザで、Googleにより開発されました。

Chrome公式ページ（日本語）

プライバシー情報の同期を取りつつ、セキュリティを確保しながらさまざまなPCデバイス上で動作させることができます。またプラグインや開発ツールも充実しています。

Google Linux Software Repositories

参考ページ

本記事では、ChromeをUbuntu20.04にコマンドラインでインストールしました。

インストール手順

Ubuntu上でのChromeのインストールは、1. ソフトウエア配布元が発行する認証キーの取得、2. リポジトリ情報の更新、3. ソフトウエアをインストール、という手順でsu権限により行います。

1. wgetコマンドのインストール
2. Chromeパッケージのダウンロード
3. Chromeのインストール

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# Ubuntu, as root
sudo apt install wget
wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo apt install ./google-chrome-stable_current_amd64.deb

Chromeインストール後に発生する警告メッセージを回避する

Chromeインストール後にapt updateコマンドを実行すると、以下のような警告メッセージが発生するようになりました。

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W: Target Packages (main/binary-amd64/Packages) is configured 
multiple times in /etc/apt/sources.list.d/google-chrome.list:3 and /etc/apt/sources.list.d/google.list:
...

エラー対応方法は次のページを参照しました。

https://askubuntu.com/questions/766354/how-to-fix-update-problem-on-ubuntu-16-04

Eliah KaganさんとAveryFreemanさんによれば、/etc/apt/sources.list.d/google.list内の以下を行をコメントアウトするように書かれていました。

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cd /etc/apt/sources.list.d

# Ubuntu, as root
nano google.list

google.listで下記のラインをコメントアウトします。

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# deb http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main

コメントアウト後にapt updateを再度実行すると、上記の警告メッセージが出ないようになりました。

プログラミングエディタ - VisualStudioCode

VisualStudioCodeはMicrosoftにより開発されたプログラミングエディタです。Windows, Mac, Linuxといったプラットフォームで動作します。

参考ページ：Visual Studio Code

参考ページ：Running Visual Studio Code on Linux

Ubuntu上でのVisualStudioCodeのインストールは、1. ソフトウエア配布元から認証キーを取得、2. リポジトリ更新後、リポジトリ情報に従いソフトウエアをインストール、という手順で行います。

インストール方法にはsnap、debパッケージ、apt installの３種類があり、今回はdebパッケージでインストールしました。

インストール手順

インストールは次の手順で行います。su権限が必要になります。

• (1) Microsoftの認証キーを取得

• (2) 認証キーをリポジトリに追加

• (3) Visual Studio Codeの認証キーを取得

• (4) apt-transport-httpsのインストール（httpsに対応したaptコマンド）

• (5) リポジトリを更新

• (6) Visual Studio Codeのインストール

インストール方法

1. Microsoftの認証キーをリモートから取得

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# Using Debian, as root
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > packages.microsoft.gpg

2. 認証キーをOSのリポジトリに追加

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# Using Debian, as root
sudo install -o root -g root -m 644 packages.microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/

3. Visual Studio Codeの認証キーをリモートから取得

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# Using Debian, as root
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64 signed-by=/etc/apt/trusted.gpg.d/packages.microsoft.gpg] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'

4. httpsに対応したaptのインストール

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# Using Debian, as root
sudo apt-get install apt-transport-https

5. OSのリポジトリを更新

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# Using Debian, as root
sudo apt-get update

6. Visual Studio Codeのインストール

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# Using Debian, as root
sudo apt-get install code

起動方法

コマンドラインからは、codeで実行します。
GUIからは、メニュー > アクセサリからVisual Studio Codeをクリックして起動します。

Tips

日本語化

Visual Studio Codeを日本語化する方法

長い１行の折り返し

https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1807/27/news035.html

まとめ

プログラミングエディタVisual Studio Codeは、Windows, Mac, Linuxのいずれのプラットフォームでも使用でき、プログラミング作業、文書編集作業のどちらもこなせるエディタです。

プログラミング

複数のファイルを同時編集する場合、画面（ペイン）分割が、ウィンドウ右上のアイコンからワンクリックで操作できます。また画面の隅にドラッグ・ドロップすることでも同様の操作ができます。

文書編集

マークダウン文書の編集時には、編集中の文書とプレビュー画面を同時表示できます。

右上のプレビューアイコンをクリックすると、編集画面とプレビュー画面に同時表示できます。また画面のスクロールはどちらの画面からでも可能であり、効率的で快適な文書編集操作が可能です。

差分比較

文章の差分を比較して、編集することができます。

ctrl + shift + pでコマンドラインを立ち上げ、compareを打ち込んで差分比較を実行

エクスプローラーで右クリックして、差分比較を実行

まとめ

プログラミングエディタVisual Studio Codeは、Windows, Mac, Linuxのいずれのプラットフォームでも使用でき、プログラミング作業、文書編集作業のどちらもこなせるエディタです。

まとめ

ブラウザChromeは、Windows, Mac, Linuxのいずれのプラットフォームでも使用でき、モバイルChromeともリンクできるとても便利なブラウザです。

Debian10にデフォルトでインストールされているブラウザFirefoxとともに、使用用途によって使い分けることができます。